安全なラブホ・危険なラブホ

どんなに古く朽ち果てていても、今までに一度も火災を起こすこともなく
犯罪が起きているわけでもないラブホテルは、全国に星の数ほどあるとは
思いますが、それでもどうせ利用するのなら火事になったり、過去に殺人
や自殺などの事件が無いホテルの方が良いのは当たり前のことですね。

ラブホテルを選ぶ基準は個人毎の価値観（ラブホテルという、セックスの
場所に対していくら払うのが適切なのか。）や、真新しい設備を好むのか
または古臭いラブホテルの隠微な雰囲気が好きだとか、好みの問題もあり
安全性に基準を置いてラブホテルを選ぶ人は多くはないかも知れません。

あくまでも個人としての見方ですが、一つの分岐点としてはラブホテルに
風営法（風俗営業法）が適用されるようになった改正前と改正後で安全性
の面でも違いがあるように感じています。

適用前には認可されていたコテージタイプ（一階に車を置いて二階に客室
のある、いわゆるモーテルと呼ばれていたラブホテル）の場合、古い規格
で作られているため消防法の規制対象から外れている危険性があるために
火事になったら一気に燃え広がる上に、二階建ということで逆に避難施設
が貧弱で金属製の縄梯子など、いざという時に実用性があるとは思えない
避難器具が設置してあったりします。

また、回転ベッドや鏡張りの部屋があるために、ラブホテルの盗聴・盗撮
の舞台として重宝されているようで、隠し撮りビデオとして流通している
ビデオの多くが回転ベッド（固定カメラでも被写体自体が動くので角度を
変えて撮影できる）や鏡を利用して撮影されているものです。

そんなわけで防災・盗撮防止を考えたら風営法改正後に作られた、比較的
新しいラブホテルを選ぶのが安全だと思います。

新しいラブホテルはフロントがあり（東京都のように条例で必ず従業員が
対応しなければならないところ、そうでないところがあります。）待合室
やロビー、レストランなどのセックスをするためのスペース以外の公共の
スペースを一定以上の割合の面積で設置する必要がありますから外観上は
新しいホテルでも中に入った時に、ロビースペースなどがなかったら実は
古い基準で建てられているホテルだということになります。

ラブホテルを利用する人の中にはマニアックな人もいて、わざわざ旧式の
回転ベッドのある部屋を希望する人がいますが、新基準では客室に特殊な
設備はおけませんので、シンプルで清潔な感じのラブホテルは新しい基準
いかにも扇情的なセックスをするための部屋、という作りのラブホテルは
旧基準ですのでスプリンクラーなどの消防設備も期待できず、最悪時には
集中ドアロックになっているにも関わらず、火災による電源ダウンで鍵が
開かないという場合もあるので、逃げることが出来なくなる危険性がある
ということも考慮にいれる必要があります。

後、旧式のラブホテルは二階建のためエレベーターはありません。
火事の時には使えませんが、かなり急な階段のため帰る時にこける場合が
あるので要注意です。（私は上から下まで落ちたことがあります。）

笑い話で済めば良いですが、年に何件かはラブホテルの階段を落ちて死ぬ
人もいるようですし、腹上死（この場合は、ラブホテルが古いか新しいか
は関係ないですけどね、）も現実にあるようですから、体調が悪い時には
特に心拍数が上がるとされる浮気でブホテルを利用することは避けるのが
無難だと思います。

最後の話はラブホテル自体の問題ではありませんが、古いラブホテルだと
生命のリスクが高いのは確かだと思いますので、出来る限り新しいホテル
を選ぶのが楽しく気持ち良くデートするのに大切な要素だと思います。

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タグ：ラブホテル 危険 風営法 安全 モーテル 回転ベッド