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性器は使わないと機能低下する [性の悩み・性の疑問]

ドラマ・映画になった「失楽園」で、不倫男女の情念と性に対する貪欲な
欲望を描いた作家、渡辺淳一氏がセックスを求め、その関係を作るための
過程について書き下ろした「欲情の作法」という本があります。

本当は本の内容全体について書きたいところですが前回からの続きという
予告をしているので、性機能に関する部分のみ本の中から要約して文章に
まとめるようにします。

ただ「欲情の作法」という本は、とてもよく書かれている本で男性・女性
の区別なく、特にセックス経験の少ない人とか、これから本当に好きな人
とセックスをしようと考えている人にはとても良いテキストだと思うので
次回以降にもう少し詳しい内容を書こうと思います。


というところで本題に戻りますが、人間の身体は長い間使わない部分から
徐々に衰えて廃用性萎縮という状態になります。

簡単なものに例えると電気製品でも車でも、あまり大切に使わないように
保存しておくと内部が傷んできますし、外部も錆が出たり塗装がはげたり
して劣化していきますが、それと同じように人間の身体も使わないと萎縮
してしまうということをフィンランドの研究チームが研究して、アメリカ
の医学誌で発表されました。

内容としては、55-75歳の男性989人に対して性交の頻度について5年間の
調査を行なったところ頻度が1週間に1回未満の人は、週1回の人に比べて
勃起不全になるリスクが2倍になることが分かったというもので、同様に
女性の調査をしたなら、多分、濡れなくなったとか、性交痛が酷くなった
というような回答が出てくると思われます。

何らかの性的興奮を感じてペニスが勃起するという反応の後から、実際に
ペニスを使って性行為をする人は性行為が可能なように勃起するのに対し
勃起しても性行為をしないと、自然に勃起しなくなるということのようで
同じような課題での研究結果も他の話で聞いたことがあるので、性的欲求
が強くない人、一定の年齢を超えて性行為だなんて…恥ずかしいと思う人
ほど、実際の性交が出来ない状態になっているということになります。

既往症なども調査して、セックスすることに問題のない健康状態の該当者
1000人当たりのED患者数は、性交頻度が週1回未満では79人、週1回では
32人、週3回以上の場合は16人となるのだそうで、何でも使わないと劣化
してしまうということを証明している数字だとも言えますね。

定期的な性交渉は、中高年男性の性的不能予防に重要な役割があるという
ことのようですから、もしも奥さんが相手を拒むのにも関わらず、現役を
続けたいという意志があるのならば婚外恋愛の相手を確保する努力もまた
必要になってくることになりそうで、世の中なかなか難しいものです。

ちなみに女性の場合は、膣内に硬い輪ゴムのような部分が出来てくるので
勃起したペニスを根元まで挿入して、子宮口を突いたり、膣内の柔らかい
感触を感じることは出来なくなってしまうので、実際のところセックスを
することは無理という状態になっていますが、その状態を治すのは時間も
お金もかかるのでお勧めできませんと言われるようです。

というようなわけで一定期間以上セックスやオナニー(指入れ)をしない
人は膣内の柔軟性が無くなっているので、セックスは手短に済ませないと
女性が痛いだけというような話になってしまいますから、セックスの合間
をあまり長くするのは良くないのは事実だと思います。

欲情の作法欲情の作法
渡辺 淳一

男というもの (中公文庫) 懲りない男と反省しない女 (中公文庫) これだけ違う男と女 (中公文庫) 事実婚 新しい愛の形 (集英社新書) 熟年革命 (講談社文庫)

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