性の話題は低俗だ…で済ませていいの？

今までに何度もブログを作っては潰してということを繰り返してきたので
日本のブログ運営サイトは、ほぼ全部使った事があると思いますが、その
利用規約を見ると、アダルトな内容は禁止という表現があります。

中には低俗で下品なアダルトに類する記事は発見次第削除というルールを
決めているところもありますが、アダルトな内容、更に言うと低俗で下品
な内容というのは、どういうことを書いた場合に該当するのでしょうね。

例えばセックスの話題。
恋人同士、夫婦の間でセックスが行なわれ、それについて日記に書いたら
低俗なのでしょうか？それ以外にも性的な話題というのは、新聞や雑誌の
人生相談などでも頻繁に登場していますが、それらを低俗だと言って全て
紙面から削除してしまったら、実際にセックスの悩みを持つ人たちは誰に
相談すれば良いのでしょうということにならないでしょうか。

日本ではセックスの話題はタブーとされていますが、フランスを筆頭に、
ヨーロッパでは愛のカタチ（セックス）について語ることは、当然のこと
のような雰囲気がありますし、アメリカでもセックスを充実させることは
カップルにとって大切なことであるという考え方が浸透していますよね。

日本の場合は、太古の昔から恥を知る文化であり、セックスについて語る
なんてふしだらな事はしないのが日本人であるという事を言う人もいます
が、古事記などを例に出すまでもなく、各地に伝わる性器に関するお祭り
などを見ても、もともと日本人はセックスに対して開放的であったものと
思われるんですよね、なんて話をしていると本筋からずれそうなので元に
戻して話を続けますと、セックスの話題を低俗だとか、避けるべき話題に
してしまっているがために、世界でも有数のセックスレスの国であるにも
関わらず、若年者の堕胎が多い国でもある、というアンバランスなことに
なっているのではないかと私的に思ったりします。

セックスをもっと自然体で、肩の力を抜いて相談したり、意見交換できる
サイトやブログがもっと増えれば、愛し方のレパートリーが広がり自分の
愛し方に自信を持てないまま、恋愛にも積極的になれない人や、性的欲求
不満について悩んでいる人等は、かなり精神的にも楽になると思います。

確かに、一ヶ月で10人のセックスフレンドを作ったとか、出会い系ナンパ
でセックスをして、そのまま逃げたとか、そんな話は読む人も面白いとは
思わないと思いますが、少なくとも普通にセックスについて書いていたり
倦怠期を乗り切るためのセックスの工夫とか、性技の探求するなんて記事
はアダルトではなく、日記や恋愛の記事として認める度量が欲しいなとか
思ったりするわけです。

ある意味、セックスの話題についての難民（困っている人、疑問を解消し
次の一歩を踏み出したい人など）が多い日本なだけに、体験談や工夫談を
多くの人が共有することも大切なことではないかと思います。

少子化、セックスレス、低年齢化する望まない妊娠など、性をタブー視し
悩みにキチンと答えない体質の一端が影響しているとも言えそうです。

人間の自然な欲求である性の話題を、もっと自然に取り上げられるように
するというのも、大切なことではないのかな、と私は思います。

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タグ：性の話題 タブー フランス 文化 セックス