猥褻を議論するなら先ず定義を明確に [雑記・雑学]
映像が映し出されて、時には、小さな男の子の下半身が、そのままの状態
(無修正)で流されることがありました。
それが数年前からは児童ポルノに相当するということで放映は禁止となり
女の子と同等の扱いになったのはご存知のことと思います。
元々、女の子の場合は上半身だけで下半身が映っているなんてことは全く
なかったので違和感は感じませんが、男の子の裸体に性的な興奮を感じる
とか幼女に性行為を求める異常性癖の持ち主が増えたと見るべきか、単に
裏側から表側に出てきたと見るべきかは難しいのですが、変質者みたいな
男が目立つようになったのは確かに日常生活でも感じます。
ちなみに以前は、男の子の全裸が放映可能だったのは子どもの場合には、
排泄器官であって性器ではないので問題なしだったのに対して、女の子は
下半身全体が欲情をそそる性器という定義付けがされていたためにNGと
いうことになっていたわけで、この基準を作った人自体もちょっとどう?
みたいな気がしないでもありません。
実際のところ女子の場合は尿道口だからOKで、膣口だからダメだとか、
陰核はダメで肛門はOK、なんて基準を物理的に作ったところで隣接した
場所に放送禁止と放送可能な部分があるのですから、股間全体を猥褻物と
定義した方が楽だという部分はあるでしょうね。
実際のところ、裸で噴水で遊んでいる女の子の局部にカメラを接近させて
今日は真夏日だったので、裸の女の子も元気に遊んでいました。
と言いつつ放送可能な部分だけを接写するなんてことはありえません。
そんなわけで、男の子の下半身は公開が可能ということになっていまして
公開が不可になるのはいつからなのか?というと、年齢的な線引ではなく
陰毛が生え始めたら性的な成熟となり=排泄器官から性交器官に変わると
定義づけられて、放送は出来なくなっていたのですが、それがラッキョの
ような時期から放送が出来なくなったわけで、厳しい世の中だねぇぐらい
の話なら良かったのですが、今度は二次元(漫画の印刷物・画面)でさえ
規制しようと動き出したのが東京都議会です。
個人的には強姦とか女性を虐待・凌辱する場面をあえて描く必要はないと
いう部分については同意しますが、その他の規制部分については過剰では
ないでしょうか?という疑念を持っています。
毛がないうちは公開フリーで、毛が生えたら非公開という程度の基準でも
かなりいい加減だなと思いますが、納得性がないわけではありません。
それに対して東京都議会の議決内容に納得性は少ないように思います。
性教育もまともに出来ないようなというか性教育を猥褻だと文句を付ける
都議会議員がいるぐらいですから、議員の考え方の方にも問題がある、と
私は思いますし、そう思われても仕方ないような議論をしているわけで、
猥褻物の境界線を公正・公平に納得できるようにしない限り、東京都議会
の正当性は確保できないですし、セクハラ発言を擁護して議員同士が結託
するような低レベルな運営を直すことが先決だと普通に思います。
妻たちが焦がれた情欲セックス (文庫ぎんが堂) 加藤 文果 by G-Tools |
ご連絡、ご意見、ご感想は contact@ponta.pet までどうぞ。
コメント 0