膣口の締まりは自然現象

女性に対して「締まりが悪い」なんてことは言ったことはありませんが、
世の中の男性の中には「今日は締まりが悪いみたいだね。」なんてことを
ポロリと言ってしまい、彼女との関係悪化なんて事もあるみたいですね。

そもそも、女性の膣口、及び、膣内はペニスを締め付けるものという様な
既成概念が流布してしまっているのも問題だとは思うのですが、女性器は
そんなに締め付けの強いものなのでしょうか？
女性よりは男性に読んで欲しい記事を書いてみようと思います。

一般に女性器がペニスを締め付けるとされている部分は三箇所あります。
まずペニスを挿入する膣口の部分、そして、挿入時の感覚で言うと亀頭の
エラの部分のあたりが一番強く感じる膣壁の部分、そして、エクスタシー
に達する直前ぐらいに子宮が降りてくることによって、ペニスを子宮口が
押さえつけるような圧迫感を感じる部分です。

感覚としては、膣口は広い輪ゴムで根元を縛られたような感覚。
膣壁は表面の襞がペニスを包み込み、そのまま握られたような感触。
そして子宮口はコリコリとした硬い部分で、ペニスの先端を押さえつけて
グリグリと子宮を押し付けられるような感触で、どの部分も快感があると
いうだけでなく、女性が感じて、自分のペニスを必要としているんだと、
確認出来ているような一体感？みたいなものが感じられます。

ただ、それは双方の相性もあると思いますので、大きめの女性器に対して
小さめのペニスという場合は、ちょっと難しいかも知れませんし、女性が
悩みごとがあったり、心配事があったり、相手の男性に対して本当に心を
許していなかったりした場合には、デリケートな部分ですから反応しない
という場面も多々あります。

冒頭でお話したように、今日は締まりが悪いみたいだね、何てことを言う
ようなデリカシーのない人が相手では、ペニスが千切れてしまうのでは？
というほど、膣圧の強い女性であっても、やる気にならずに締まりが悪い
なんて場合もあるのかもしれませんね。

膣口がキュッと締まる場合もあれば、奥を突いた時に膣壁全体がキューッ
と締め付ける場合もあり、痙攣するようにピクピクと断続的に締め付ける
なんてこともあって、一概に締まる性器とはこんな感じだという標準的な
ものがあるわけではありません。

基本的な構造としては、膣と肛門は八の字括約筋という筋肉の働きにより
締めたり緩んだりを制御されていますから、肛門に問題がある（痔）場合
には膣が締め付ける力も低下します。

子どもを産むと締まりが悪くなるという話もありますが、あれは俗説。
処女の頃とは違いはあるでしょうが、何回か子どもが通ったぐらいの事で
締まりを制御できなくなるような事はありません。

但し、産後は全体的に器官が伸びているのは確かですから、膣内や膣口を
制御する筋肉を運動させたりして締め付けを維持する訓練は必要です。
その話については、また次回以降で触れたいと思います。

どちらにしても、女性が気持ち良いセックスをしていれば、男性の方にも
自然に膣の締め付けや、愛液の分泌などで気持ち良い身体を提供すること
になるわけですから、相手の男性に気に入られようと股間に力を入れて、
膣を締めたりすめことは止めて、貪欲なまでに男性のペニスによって自分
が感じるセックスをした方が良いと思いますよ。

あまり強く締まり過ぎると、ペニスを掴まれてしまったようになって腰を
振ることさえも出来なくなってしまった事もありますから、締まり過ぎる
女性器というのも、ちょっと困るかもしれません。

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