温もりの恋しい季節

冬に始まった恋は終わらないという定説があります。

夏に始まる恋はどちらかというと薄着の姿態に目を奪われて、心の部分で
恋するよりも性的欲望＝本能的にセックスから入る形が多めかも知れない
という部分がありますし、熱気に煽られてイケイケみたいな部分も多少は
あるような気がして、それ故に後悔することも多いような気がします。

ただ生物として繁殖という視点で見た場合、夏に出来た子どもは育て易い
春に生まれるので（原始の時代は春は食べ物が豊富にあり、気候も穏やか
なので子どもを育てやすかった。）夏になると挑発的な着衣を着けたり、
セックスのガードが緩くなるのも先祖からの遺伝子に組み込まれたことと
いう考え方もありますので、夏の恋は繁殖行動に向かいやすいという部分
もあるのではないかと思います。

それに対して冬に始まる恋は、厚手の衣装を身に付けているわけですから
ファーストインプレッションから本能にコントロールされることはあまり
ないような気がするので、ロウソクに火を灯すように一定の時間をかけて
ゆっくりと盛り上げていくので、突然終わることは少ないように思います
ので、何かの行き違いがあっても時間をかけて修復していけそうです。

そんな印象があるので冬に生まれた愛は壊れないと言われるのでしょう。

それともう一つ要因があるとしたら、寒い時はやっぱり一緒に居られる人
が欲しいというのもあるかも知れませんね。

一つのポケットに二人の手を入れて歩くとか、一緒にコタツに足を入れて
コタツの中で足先同士でコチョコチョとか、もちろん二人とも裸になって
抱き合っていられれば、さらにハッピーとも言えます。



クリスマスが近付いてくると恋人が欲しいという声を聞くようになります
が実はクリスマスだから恋人が欲しいのではなく、一人では心も体も寒さ
を感じるので、恋人が欲しいということではないかと思います。

特定の恋人がいない人にとって、今は温もりを探す季節と言えそうです。
もっと寒くなっても周りの雪が解けるぐらい熱い恋をしたいものですね。

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