初体験のプレミアム [セックス]
の貴重な瞬間であることに変わりはありません。
それでも、男女の間では第三者としての視点で大きな格差があるのが現実
で、特に男女差別とかといった視点からの話ではありませんが、初体験の
プレミアムという意味合いでは女性が重視されているのが実情です。
偶然、昭和20年代の離婚の判例を読んだわけですが、年上の女性と結婚し
一緒に暮らし始めた男性が結婚直後から全くセックスを受け入れてもらう
ことが出来なくて、離婚を決意したわけです。
双方の話し合いが合意に至らず、結局は裁判持ち込まれたわけですが男性
の要求としてセックスがなかったのは夫婦間の情愛関係の維持を壊すもの
であり、離婚の理由となるものであるとしてセックスをしなかったという
部分についての慰謝料と、結婚前に女性に誘惑されて童貞を喪失したので
童貞を奪ったことについての慰謝料の二つを請求しました。
判決では離婚についてはこれを認めるに相応しい理由としてセックスレス
があることを認定し、それについては慰謝料の支払いを命じたものの童貞
の喪失については男性にとって誇るべきものであり恥ずべきものではない
という理由で却下されるということになりました。
要するに処女を喪失することは女性にとって恥ずべきものとなり得るのに
対して、男性の場合はその逆であるという見方で、多分その考え方は平成
になった今の時代でも変わらないものと思われます。
女性が処女を捧げるという部分についてプレミアムが存在し、処女を守る
ことによって、女性の価値は保たれるという考え方が司法では存在すると
見て良いと思いますし、その逆に男性は童貞を失うことによって、本人の
価値を高めることであるという見方もまた司法には存在するということで
その考え方・見方が現在でも根本的には解消されていないと思います。
だからこそアメリカで処女のネットオークションに対して億単位の金額が
計上されたということがあると思います。
最終的に実行されたかはわかりませんし売春と何が違うのか?という議論
もありましたから、あくまでも冗談で終わったかも知れません。
が、処女の価値も童貞の価値も最終的には本人の考えなわけですから邪魔
だと考える人もいれば、大切なものだと考える人がいるのもまた、個人の
自由なわけで周囲の扇動や無責任な喪失のススメによって後悔するような
ことはあってはならないと私は思います。
少なくとも初体験は人生の中で一度だけという厳然とした事実はあるので
その事実を個人としてどのように扱うべきであるのかという点については
しっかりと考えるべきことだと思いますし、そのように考えることが面倒
だとか難解だと感じられるうちは、安易に初体験ということは止めた方が
良いと私は思いますし、初体験そのものにプレミアムはあると思います。
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