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コーラで避妊は出来ません [避妊・妊娠]

現在、日本で人工妊娠中絶が一年間で何件あるかわかりますか?

件数を無機的に数字で書くと約30万件を超えているわけですが、これって
一年間で30万人の命が陽の目を見ることなく密かに合法的に奪われている
ということですから正常な姿とは思えないです。

諸外国の中には受精した時点で人格を認めている国もあるぐらいですから
人工妊娠中絶をする以前の問題として、避妊の部分に力を入れている国も
ありますし、キリスト教(カトリック)の信者が多い国では避妊をすると
いうことも教義に反することから、避妊をしない人が大部分というところ
もありますが、こういう国では中絶することも違法ですから人工妊娠中絶
の手術が事実上無制限に実施されているのは日本ぐらいのものではないか
と思いますし人権を無視した中絶大国だと呼ばれるのも、いろんな意味で
致し方なしだとも思えます。




避妊方法として一般的に知られているのは、コンドーム、ピル、リング、
オギノ式ぐらいが日本の常識なんですが、他にも、日本の常識として定着
している感が強いものとして膣外射精がありますが、この中で女性が主体
でコントロールできるものは、ピル、リング(IUD)、オギノ式ぐらい
という事になるわけですが、実はこれらの女性が主体で取り組める避妊法
の普及率は日本では非常に低いのが現状です。

ピルは低容量タイプが登場し、副作用の問題もかなり改善されていますが
決まりきった純潔教育によって、最初から性行為をする想定して処方する
ものを未成年や20歳代前半の女性が使うのは性行為を助長するものである
として、悪玉視されているのが実際のところです。

リング(IUD)は、経産婦でも体内に異物を入れるということに抵抗感
を持つ人が多い現状で、処女、または性体験の少ない女性が使うのは無理
でもありますし、ピルと同じく性交をするという前提で産婦人科医に処置
をしてもらうというのは、本人はともかく周囲の反対は強いでしょうから
結局は使えないということになります。

そしてオギノ式…もう書くまでもないと思いますが、これはあくまでも、
生理周期が28日、または、30日できわめて順調な場合であっても絶対とは
言えないもの、と言うか元々の発想が妊娠(受精)するための日付を算出
するものとして理論付けされているものですから、妊娠しにくい日は存在
しても、絶対に妊娠しない日はありえないわけです。

少なくとも人間が動物であり、感情に支配されている限りは、嫌なことや
心配事があると生理の予定がずれることが当たり前になっていたりします
から、あくまでもコンドームなどと組み合わせることで避妊が成立すると
いう程度のことであるという認識が必要です。

そんなわけで、事実上、女性の大部分は男性側のコンドーム装着や膣外に
射精するという極めて不安定で危険性の高い避妊を任せているわけです。

では男性側は本気で避妊について考えているのか?
正しい避妊の知識を持っている男性は、非常に少ないのがこれまた実情で
膣外射精をすれば妊娠しない、と本気で思っている人も多いようですし、
現在でもタイトルのようにコーラの発泡作用で膣内の精子を洗い流すとか
乱交をすればいろいろな精子が牽制しあって妊娠しないという俗説を本気
で信じている人がいるらしいので困ったことだと思います。



そんなわけで、毎日1000人前後の胎児が中絶によって命を失い、中には、
医療ミスによって二度と子どもが出来ないとか、精神的に傷付いてしまい
セックス恐怖症、男性恐怖症になったり、水子に取り憑かれてしまったと
悩んだりというある意味、後遺症に悩む女性も少なくはありません。

一部では、中絶直後に携帯電話でケラケラと笑いながら話をしているのを
看護師にたしなめられて逆ギレしたという救いようのないのもいるので、
そういうのは実際のところ、水子に取り憑かれて地獄にでも行けば良いと
思いますが、大部分の正常な思考回路を持って感情を持った女性が悩むと
いうことは避けなければならないと思います。



避妊の問題は、倫理だけでなく、女性自体の体に大きく関わる問題なのに
どうして学校できちんと教えないのか日本の不思議の一つだと思います。


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