愛情表現を遮る性交痛を考える [性の悩み・性の疑問]
ではあるのですが、30代後半から40代前半ぐらいの頃から気になり始める
という人が増えているのが性交痛。
単純に言えば、加齢と共に卵巣の活動が衰退し、女性ホルモンの分泌量が
減るためにセックスの際や、それ以前の前戯段階で膣口や膣内が濡れない
ために強い痛みを感じるというものです。
それよりも若い世代であっても、相手に対して嫌悪感や、本人の望まない
セックスであれば性器は濡れる事が無いとされていますから、年齢面だけ
の問題ではなく愛されている、愛しているという感情的な部分も非常に、
関係しているとされています。
強姦事件を起こした犯人などが、セックスをした際、相手の女性の膣内が
濡れていたから強姦ではなく、合意の上でのセックスだと主張することが
あるようですが、膣内が受傷することを防ぐために、本能的に膣分泌液は
浸出することが医学的に確認されていますから、強姦犯人の独り善がりの
詭弁が通用するようなことはありません。
いろいろな事例がありますが、今回はひとまず加齢によって起こる場合に
焦点を絞り込んで性交痛というものを考えたいと思います。
以前に紹介した「快楽」という本にも、そしてまた、ネット上の悩み相談
でも同じような表現が使われていますが、性交痛を一言で表わすと性器に
焼け火箸を入れられている様な痛みだという証言が多いです。
本来ならば快感を感じるはずのセックスが激しい痛みとの格闘になれば、
そりゃセックスレスになるのも無理はないと思います。
愛液が分泌されない膣口はカサカサとした表面になり、冬の時期に感想で
唇が切れた経験のある人ならわかると思いますが、唇と同じ粘膜ですから
感覚的にはよく似ています。
さらにクリトリスのように神経の集中した部分がありますから、乾燥して
突っ張るような感じになれば、その痛みは相当であると想像できます。
さらに膣内も乾いているわけですから、その中にペニスを入れられた上に
前後に擦られたりすれば、相当な痛みであることがわかります。
こういう場合でも、男性側は最近になって締まりが良くなったな、なんて
感覚しかないものですから夫婦間の溝は深まるばかりという事ですね。
家の場合もそんなに若いわけではないので、一時期はセックスをすると、
入り口とか、奥が痛いと言われた事があったので、ラブコスメティックで
探したローションやジェルなどを使うようになりました。
セックス用のローションでも、安物のローションだと前戯の時には滑りを
良くして膣口を濡らす程度の事は出来ますが、セックス中に乾燥し始めて
結局は痛みを感じるか、途中で一度ペニスを抜いて、もう一度ペニス全体
にローションを塗らないとセックスを完遂できないんですよ。
でも、お値段高めのラブリュイールなんかを使うと、乾燥するどころか、
膣内からドンドン愛液が溢れ出てきますから、やっぱり成分とかによって
性交痛を抑えられるかどうかというのは変わってくるみたいです。
どっちにしても、痛いと言っている相手とセックスしても、それは自分の
欲望を満たすだけであって本来の意味でのコミュニケーションや、双方に
快感を与え合う性的な交わりとは違ってしまいますからね。
ラブリュイールとか、フェマジェルとかを使ってみてはどうでしょうか。
私が奥さんと週に何度かのセックスをする事が出来るのも、これら潤い系
のラブコスメを使っているからというわけです。
性交痛は恥ずかしがっていたり、自分自身を責める事では改善されません
夫婦やセックスパートナーとの誤解のない関係を築くことがまず基本だと
思いますので、そこから始めてみて下さい。
そして値段が高めのローションやジェル等を買って試してみて下さい。
必ず、二人のラブタイムが充実したものとなるはずです。
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