古典的な淋病や梅毒などは初期の段階で男性の場合は異常に気付くことも
ありますが、女性の場合は気付かないこともありますので要注意です。
目で見て気付く異変としては、女性の場合だと唇や女性器に小さな水泡が
出来たり、赤い発疹が出来ることがあります。
後、おりものがネバネバになったり黄色っぽくなったり、濁った黄緑色に
なったりした場合は要検査で、酸っぱいような匂いがしたり、生臭い場合
も性感染症を疑った方が良いでしょう。
膣内から白い酒粕のようなものが出てきて、女性器が痒い場合はガンジダ
膣炎の場合がほとんどで、どうして私が性病に…と動揺してしまう場合が
あるかも知れませんが、ガンジダは大腸内に普通にいますからセックス時
にアナルに触れた指で膣口や膣内に触れた時やTバックパンティーでお尻
に食い込んだ布地が膣口に触れた場合など、あまり考えないような理由で
感染することがありますから性感染症だと恥じることはありません。
というように目で見て鼻で感じる症状がある半面、全く無症状の感染症も
あるのが実際のところですから、出来る限りの安全を求めるのであれば、
コンドームの使用をお勧めします。
5、生理中は妊娠しない
私が20代の頃から同じ説が流布していましたが、生理の周期は28日と
決まっているわけではなく、不順な人もいますし精神的な不安などにより
生理が狂うのは普通ですので生理中にセックスをすれば膣内に射精しても
妊娠はしないというのが俗説であることは理解できると思います。
また卵子の寿命が24時間なのに対して精子の寿命は72時間ほどが普通
ですから生理中であっても膣内の襞の間や子宮内を前進して子宮頸管まで
辿りつく精子がいるのが当然という見方をすれば、妊娠しない理由はない
ということが理解できるかと思います。
生理中にセックスをして精子が膣内から子宮を通り子宮頸管まで移動する
間に生理が終わって次の排卵があれば妊娠します。
この誤解によって妊娠した人を実際に知っていますから(私が妊娠させた
わけではない。)特に妊娠しやすい20代の人は要注意です。
ということで二つ書いただけで前回並みの長さになってしまいました。
想像通り、簡潔にまとめられない私は三回目の次回でテーマを一つ終了と
いうペースになってしまいました。
続きは次回で書くようにさせていただきます。
セックスにまつわる七つの誤解 -2
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