台湾で56歳の未亡人が既婚男性と不倫をしたとして訴えられ、刑務所に
298年間の間、拘留される禁錮刑を受ける可能性があるようです。
被告の未亡人は夫の死後、5年前から隣人男性と不倫の関係にあったこと
で起訴され、禁錮2年または罰金73万台湾ドル(約240万円)の判決
が下されましたが、当人たちの供述では密会の回数が894回だったため
一回あたり四カ月の禁錮刑の基準に照らすと298年になるらしいです。
5年間の間に894回ホテルで密会していたということは1年間の平均で
約179回ですから二日に一回はセックスしていたということですよね。
相手の人が好きだったのか、セックスそのものが好きだったのか、それは
本人たちのみが知るところなんですが、どうしてこのような判決が出るか
というと台湾には韓国と同じく姦通罪があるからですね。
もしも日本で不倫が揉めたとしても刑事裁判になる理由がありませんから
当時者とその配偶者が民事訴訟を起こすのが限界ですし、妻の不倫相手を
夫が訴えたところで、損害賠償が認められるかは微妙なところで、夫との
セックスが何年もなかったということになれば、事実上、夫婦関係は破綻
していたわけですから夫の不利益なんて微々たるものです。
男の意地で裁判をしても妻が戻って来るわけでもなく、金銭面でいくらか
相手から取れたとしても精神的な敗北感は残るわけでしょうから、余計な
裁判に時間とお金をかけるぐらいならば、スッキリと別れてお互いの未来
を充実させる方向に進む方が余程、有意義だと思います。
話が日本に逸れましたので元に戻しますと、台湾では姦通罪の廃止に反対
という人の割合が77.3%もあるようで、法律によって浮気を禁ずるという
考え方かの人が多いようですが、例えば30代で結婚相手に対して幻滅を
感じたとか、性的に相性が悪くてセックスレスになったとしても、離婚が
成立しない限り一生、セックスも恋愛も出来ないわけです。
結婚していたとしても誰かを愛し、誰かとセックスをして心と体の均衡を
保ちたいと考える人はセックスレスの人ほど多いと思われますから自宅で
性愛・恋愛を充実させられないのであれば、自宅の外に求めるのは普通の
ことだと思いますし、それによってお互いの性的満足感が高まれば精神的
な繋がりは強固になってセックス面以外では良い夫婦になれるはずです。
お互いがそれぞれに愛する人が違っていても、それぞれが内緒にしている
限り、それを知ることもないわけですし、気持ちが繋がる以上にセックス
の相性は難しいと感じますから、それを充実させられるのなら、その方が
絶対に良いと思うんですけどね。
台湾の人は頭が固いと言うか、夫婦はそれぞれが相手を所有物だと思って
しまうと融通が聞かなくなって関係がギクシャクするように思いますから
姦通罪なんて無くしてしまった方が全体的には上手くいくはずです。
人間の一生は長いようで短いものです。
出口の見えない無意味な戦いに情熱とお金をかけるよりも、新しい恋人を
探して、明るく前向きに人生を謳歌した方が余程、有意義だと思いますし
自由恋愛をすることで、人として成長することはあると断言します。