恋人、夫婦などの定期的にセックスをする関係のパートナーがいる女性に
アンケートを取った結果をまとめてみると、平均的なセックスのパターン
は週一回のペースで、セックス全体の時間は1時間、前戯の時間は30分で
挿入時間は10-15分、一晩の回数は一回ということになります。

国際的な比較をしているデュレックスの調査では、日本人のセックス回数
の平均は年間で46回ということになっていたと思いますが、週一ペースを
年間に換算すると52回ということになるので、そんなに大きな違いはなく
ギリシャの138回と比べると大体三分の一ぐらいになるわけですね。

そういうように比較をすると日本人はセックスの回数が少ないから少子化
に歯止めがかからないという意見もありますが、人口妊娠中絶数の件数は
世界の中でも上位に入っているのが日本なわけで、決してセックスの回数
の問題ではなく、妊娠した子どもを産むという決断をすることが出来ない
社会的な構造上の問題(妊婦に冷たい、育児休業などの諸制度の形骸化、
心理面でのサポート体制の不備など)を正していかない限りは、少子化の
流れを変えることは出来ないと思います。