いわゆる普通の恋愛と婚外恋愛と、どちらが上とか下とか論じるつもりは
ありませんが、婚外恋愛の方がいろんな面である意味では真剣さが必要で
あるということは多くの人が実感しているのではないかと思います。
婚外恋愛の場合、双方が連絡を取り合うことにも一定の制限があることは
充分に理解出来ますし、通常の恋愛であれば周囲の人にもサポートを期待
することも出来るかと思いますが、婚外恋愛の場合は誰かに知られること
それ自体が一歩間違えば恋愛関係の消滅に直結してしまいますから、悩み
があっても、あくまでも一人で解決しなければなりません。
というようなことがあるので、誰にも言えない悩みとして私のところまで
メールが来るわけなんですよね。
通常の遠距離恋愛ならば、休みを取って会いに行くと言ったら周囲の人が
休みを変わってくれたりとかの気遣いもありますが、遠距離の婚外恋愛で
彼や彼女に会いに行きますから休みを下さいとは言えないですし、家族に
遠くへ出かける口実を作ることも回数が重なると難しくなっていきます。
そんなわけで本当に相手のことを想い、自分自身のテンションを維持して
恋愛関係を続けていくのは非常に強い意思が必要になると思いますから、
やはり真剣さがないと続かないというのが実際のところだと思います。
いつか会える日を作ろうね、という言葉も何度も聞いていれば時候の挨拶
のように心に響かなくなって、行き違いが生ずるようになり、本当は他に
好きな人がいるんでしょう?なんて冗談にでも言うようになったら相当の
危機だということになると思います。
自分自身が会える日を事前に伝えて、その中から予定を合わせてもらうと
いう方法を私は今まで取ってきましたが、それでも「どうしても、都合を
合わせて会いたい」という意志が薄くなったことを感じるようになると、
もう会うことはないんだろうな、と感じるものですね。
それでも恋は恋と考えて良いのでしょうが、欲望や欲求とかが冷めていく
までの時間が短く感じられるのが婚外恋愛の一つの形かも知れないと時々
思うことがあるのも事実です。
テンションを下げないように維持し続けるのは双方の努力だと思いますが
努力することに疲れた時が、婚外恋愛の終わる時だと思います。