夫婦の間で、二人の思っていることが違っていることに気付いて違和感を
感じたことのある人は多いとは思いますが、その違和感を共有できる人に
偶然にも巡り合ってしまうと、そんな二人の間に恋愛感情が芽生えること
もあったりします。
同床異夢の二人から、別床同夢の二人へ。
一緒に暮らしていても思いは繋がらず、時には肉体の繋がりもない二人。
別々に暮らしていても同じ思いを共有し、快楽も享受する二人。
もっと早く出会っていたら、二人で楽しく夢があり、性的にも満足の日々
が送れていたのかも知れないのに、という後悔の日々。
二人の間に愛情と欲情が確認できればできるほど、愛し合ってはいけない
関係であるはずの二人の運命を嘆き、罪を犯している自分自身に対して、
罪悪感を持って自分を裁こうとしてしまいます。
二人の間には結婚か別れの二つに一つというストイックな考え方があり、
それを一つの常識として、思いを残したまま常識に従うという選択肢も、
確かに一つの方法かもしれませんが、誰一人として傷つける事の無い様に
秘めやかに、密やかに、文字通り秘密の恋愛が成立するのも人生です。
今の砂を噛むような渇いた愛の暮らしの中で、そのまま朽ちていくなんて
絶対に嫌だと思う人はたくさんいると思います。
偽りの愛だろうが、セックスが無かろうが、一度選んだ人との結婚生活を
道を踏み外すことなく全うしたいと考える人もたくさんいるでしょう。
それは個人の人生観ですから、どうしろこうしろの問題ではありません。
ただ、一度きりの人生、命を輝かす贅沢な恋愛を追求していくというのも
素晴らしい人生観の一つではないかと思います。
当事者以外の誰の心にも傷をつけないというのは、とても難しいことだと
思いますが、逆にそれが出来なければ、自由恋愛は出来ません。
自分だけが恋愛を楽しんでいては、それはルール違反だと思います。
慎ましやかに、大胆に、人生を生きる大きな楽しみとして恋愛に生きると
いうのも、この世に生を受けた一つの生き方として認められるような時代
が多分、近い将来にはやってくるのではないかと私は思います。
素敵な恋愛をしませんか?
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