ニューヨークでコンドームの製造・販売メーカーが街頭でバイブレーター
を無料配布したところ、希望者が殺到して交通渋滞が起きたため一時的に
配布が中止になる騒動があったようです。
ホットドッグの露天販売用のカートで路上で配ったために、歩行者と通行
車両の交通を妨害していたことが配布中止の理由だったため、翌日になり
再配布が開始され、今度は問題なく事前に用意されていた、およそ一万個
のバイブレーターが配布されたということです。
バイブレーターの使用経験のない人にとってはコンドーム製造メーカーが
無料でバイブレーターを配る意味が分からないかも知れませんね。
バイブレーターは、大体は一人でオナニー用に使うものであるのに対して
コンドームはセックスの時に男性が使うものですから女性のオナニー用の
道具とは無関係なように思われるかも知れません。
ところがバイブレーターを使う時には、ほとんどの場合コンドームを装着
して膣内に挿入します。
いくら衛生的に作られているとは言ってもバイブレーターを繰り返し使用
する場合には、女性器(人間の体の中)に挿入しますから丁寧に洗っても
衛生面の心配がありますし、完全防水でない限りはバイブレーター自体も
壊れてしまうので、コンドームを使えば長く清潔に使えるわけです。
また、バイブレーターは膣内に入れるとは限りませんから、アナルバイブ
として使うような場合は、絶対にコンドームが必要になりますから販促用
の無理配布品として、これほど実売に結びつく物はないと思います。
一つの例えとしてはプリンター本体は安く売って、インクやトナーを高く
売って儲けを出すみたいな発想だと思います。
バイブレーターとは言っても、価格の安いものなら数百円の物があるので
数百万円の販促費で、一千万円以上の売り上げが複数回見越せればコスト
パフォーマンスの高い販促資材ということが出来ると思います。
日本でもやってくれないかな…というようには思いますね。