私が高校生の頃から、夏休みが終わって新学期が始まりそれからしばらく
すると産婦人科と泌尿器科の繁忙期が始まる、と言われていましたが現在
になっても、その傾向はあまり変わらないというか、現実を直視すると、
さらに輪をかけた状況になっているのが現代社会だと感じています。

アメリカでは10代の少女のうち4人に1人が少なくとも1種類の性感染症に
罹患しているという調査報告がありましたが日本においても決して他人事
とは言えない状況で、若年層が感染する三大性感染症と言われている病気
(クラミジア・トリコモナス・性器ヘルペス)と淋病の罹患者を合わせる
と多分、アメリカと同じく25%程度は感染しているとされています。

日本の場合は相変わらず男女別々の純潔教育を主体とした性教育か生殖に
スポットを当てた教え方が多いわけですが、実際の性交体験を想定して、
避妊や感染症防止のためにコンドームの使い方を教えるような事をすると
行過ぎた性教育は子どもを壊すと信じ込んでいるPTAとかが低俗な教育
だと言って糾弾するので、結局は性感染症の感染を野放しにしてしまう事
がわかっていながらコンドームの使い方を教えられないわけです。