コンドームによる避妊が、ほぼ90%程度の成功率なのに対し、ほぼ100%
の確率で妊娠を防ぐことの出来るピル。
もう少し正確に記述すると経口避妊薬ということになりますね。
原則として、と言うか国内法では医者の処方箋(診察を受けた上でないと
処方してもらえない)がないと入手することは出来ません。
インターネットの発達に伴い、処方箋がなくても入手することができる、
闇サイトも実在しますがデリケートな女性の体に最適な容量、分量を算出
することを考えれば、そのようなサイトで購入することは、ハイリスクで
あるということは、すぐに理解ができると思いますので、必ず医師の診察
を受けて処方してもらうようにしましょう。
以前は、吐き気や貧血、肌荒れ、便秘、めまいなどの副作用が出ることが
多かったのですが、現在はより低容量で安全性の高いピルが、開発されて
いますから、そんなに気にする必要はないと思いますが、それでも多少の
肌荒れなどは出る様ですので、常用したり乱用したりするのは出来るだけ
避けるようにした方が良いと思います。
飲み方さえ間違えなければ、100%確実な避妊が出来るピルですがSTD
性行為感染症には全く無力であるという部分は、しっかりと把握しておく
必要があるというのが重要な注意点です。
不倫や浮気、一夜限りの過ちであっても、それ自体は問題視しませんが、
もしも、中に出すという前提でセックスをするとしたら、双方がSTDに
感染していないという事を確認した上でピルを使用してセックスしないと
妊娠は避けられても性病の感染は防げないという覚悟は必要です。
最後に、性犯罪やコンドームの破損などによる緊急避難的な避妊法として
モーニングアフターピルと呼ばれる妊娠防止薬があります。
性犯罪などに対応するために、産婦人科だけでなく内科や外科でも常備を
していると思いますので、もしも緊急事態が起きた際に、産婦人科医には
すぐに受診できないような場合は近所の医療機関に行ってみて下さい。
この薬もネット通販で闇販売されているようですが、ニセモノだったため
妊娠してしまったという例もあるようですし、元々が闇販売ですから何か
不都合が起きても、正しい連絡先がわからないという場合もありますので
少なくとも苦情相談窓口が明確でないような業者から購入することは自粛
するべきだと思います。