ちょっと前の話ですが、世界26カ国で行われた性意識に関する世論調査
(どこの国でも、こういう調査は好きみたいですね。)の結果、性交渉の
年間平均回数が最も多いのがギリシャの年間164回、その後に続いている
のが、ブラジル、ポーランド、ロシア、インド…となって最下位が日本の
年間48回という結果だったようです。
調査全体を管轄したのはアメリカの調査会社で、サンプルになった人数は
26カ国で2万6千人だそうですから、単純に考えたら一つの国で1,000人が
質問に答えたということになるわけですね。
回数だけで見るとギリシャの年間164回というのは、約二日に一回の頻度
でセックスをしているということになるわけで、ここまで行くとセックス
に対して、何か特別なものがあるのですか?と聞きたくなるような回数と
言えなくもないと思います。
逆に日本の48回という数字、約8日に一回、月に四回程度ですから確かに
他のアンケートと比較しても実態に近い数字だと思いますので、調査自体
は結構、公平に平均層の人から適切に回答を得ているように思います。
現在は奥さんとセックスレスの私ですし、以前でも月に4-8回の間ぐらい
の回数でしたから、もしもアンケートに参加したとしても、平均値を劇的
に上げるような回答は出来なかったでしょうね。
では、回数と満足度の関係は、という方向に関するアンケートも行われて
おりまして、日本人で満足していると答えた人は15%と最低。
回数が多ければ、それだけ満足度も上がるというような結論になっている
わけですが、フランスのように回数では年間100回以上で上位にいながら
満足度は中位以下という国の国民もいます。
セックスは回数だけで満足するものではなく、お互いの肉体を接点として
どれだけ気持ち=心を通わせあうことが出来るのかというのが重要なのだ
というような解説も行われているみたいで、さすがに愛の国フランスは、
愛し合うこと、セックスを楽しむことを重要視しているようですね。
日本人でセックスに満足していない人が、なぜ満足していないのか。
単純に回数が不足ならば、本人の努力で回数を増やすことは可能では?と
思いますし、セックスレスなのか、はたまた、セックスを出来ない理由や
しない理由が明確にあるのか、などの部分を深く読み込まないとなかなか
簡単にセックスの回数を増やす提案は出来ないと思います。
回数か少なくても本当に愛し合ったという実感があれば、少ない回数でも
セックスの満足度は高まると思いますけどね。