初めての不倫の時は、職場が同じ建物の中ということもあって、ほぼ毎日
会うわけでしたが、頻繁に顔を合わせているにも関わらず、何日おきかで
ラブホテルか車の中で抱き合うという関係でした。
何度か二人で一泊の旅行もしましたが、さすがに二人だけではマズイので
アリバイ作りのために会社の同僚とかを誘っていたのですが、二人だけで
抱き合い、いつもとは違う場所でセックスもしたいというわけで、旅行先
でのセックスは、人目を忍んでコソコソと片方の部屋に忍びこんで素早く
下半身だけを開放して繋がる、なかなかスリルに満ちたものでした。
そんなわけでセックスの回数が多いことには問題を感じていなかったので
彼女がいつもよりも短めのスカートを履いている日は帰りにデートをして
ホテルか、車の中でセックスをするというサインだと決めた時も問題なし
毎日でもいいからね、と何の負担も感じていませんでした。
あの頃は、自分自身がセックス中毒者というか、セックス依存症のような
心の病気なんじゃないだろうかと思ったこともありましたが、彼女に直接
どう思うのか意見を求めたところ、どんな時もいつでもセックスしたいと
思っている気持ちは一緒だから大丈夫という答えで今でも単純なんですが
当時はもっと単純だった私は簡単に納得していたのでした。
彼女が言うには、私をセクシーだと思った時は、いつでも誘って欲しいの
あなたに抱かれたい時には、目一杯セクシーに見えるように振る舞うから
そんな時は体の全てであなたを受け入れたいと思っているの…と言われて
彼女もちょっとセックス依存症なのだろうか？と、少々心配したことも、
ありましたが、後になってそういうことはないことが確認出来ました。
ちなみに、世の中にはセックスフレンドという関係を続けている人も多く
いると思いますが、どれぐらいのペースでセックスをしているのかな？と
他人事ながら疑問に思うことがあります。
不倫関係のセックスと、セックスフレンドのセックスではどう違うのか？
とか、男女の関係の密度によって違いがあるものなのか、とかね、色々と
思うことも多々あるのが年齢を重ねた現在といったところでしょう。
同年齢の友人に聞くと、セックスをしたのは三ヶ月前だとか、半年前とか
信じられないような話を聞くことが多い上、夫婦でのセックスはもう数年
していないという話を聞くのもザラなので、それが一般的な関係ならば、
もうセックスを卒業しているのが普通なのかな？とか思います。
どうしてそんなにも簡単に妻を抱くこと、恋人を抱くこと、といった自分
の好きな人を抱くということを捨てられるのかな？みたいな思いを感じる
こともありますが、あまりそういうことを思う人は少ないみたいですね。
夫婦間でセックスが成立しないならば、夫婦のそれぞれが恋人を作るとか
スワッピングをしてみるとか、なんらかの方法でセックスを続けることも
必要なことではないかと私的な感性では思いますが、人はそれぞれなので
夫婦間で合意があるのならば、30代、40代でセックスのない関係だろうが
それは成立するでしょうし、居心地が良いのなら他人がとやかく言うこと
ではないということなのでしょう。
不倫関係に求めるものというのは、ある人にとっては心の部分の充足かも
知れないですし、またある人にとっては充実したセックスかも知れない。
また、計算高い女性であれば、本当に心から子どもを産みたい人との不倫
で子どもを作り、夫に養ってもらうということを実践する人もいることと
思いますが、とにかく心と体の接点がなくなってきた夫婦の間に不倫とか
浮気が発生することが多いというのは事実でしょうね。
但し、別の視点から見た場合には、心と体の接点の部分がお互いにとって
心地良いと感じられる関係が成立した時に不倫の恋が始まるわけですから
夫婦の間がラブラブであっても、夫婦の接点が外れる時（休みの日が違う
とか、趣味の違いで、あえて別行動する日がある場合）には別の恋愛関係
があっても良いと思います。
不倫の彼女とのセックスが妻とのセックスよりも気持ちいいと感じるのは
満たされるべき部分が満たされているから…ということじゃないのかな。