一昔前にはサド&マゾという性癖は、ある特殊な人々の間にだけ存在する
特別に淫猥で過激で背徳的な世界であって、自分たちとは全く無縁のこと
と思っている人がほとんどではなかったかと思います。

それが、いつの間にか言葉虐めとか、イク寸前で動きを止めたりといった
焦らしテクニックみたいなのが一般化してきて、二人の間のゲーム感覚で
痛くないソフトなSMが普通の性技になりつつあります。

例えば、乳房を揉みながらその頂点の乳首には、なかなか触れようとせず
女性を焦らしたり、股間に手を伸ばしながら太股から割れ目までを何度も
擦って手を往復させるだけ、そして、おもむろに陰毛に手を伸ばして軽く
陰毛を引っ張りながらも、女性器には一切手を触れないようにして女性を
じらす、なんてのはソフトなSMの第一歩であるとも思えます。