排卵期の女性はセクシーに見せたがる

アメリカの大学で真面目に研究されていることなんで、いい加減な三流誌
の話題ではありません。

アメリカ・ミネソタ大学の研究チームの発表で排卵期の女性は地元に住む
魅力的な女性の写真を見ると、セクシーな服やアクセサリーを買う確率が
高くなるのに対し、遠距離の魅力的な女性を見ても特に変化が無いことが
実証され、それは排卵期でなければ差が出ないことも確認された、という
ことで、それが何を示しているのかを検証した結果も書いてありました。

簡単に言ってしまうと身近な女性に対しては無意識のうちに自分が有利に
なるように（優秀な精子を求めることが出来るように）対抗心が湧き出し
魅力的な女性よりも性的魅力を高めようとしてしまうのに対し、遠距離の
女性の場合には、自分の対抗勢力であるという認識をしていないので特に
セクシーに見せるまでもなく、自分が選ばれる自信があることから格別に
飾り立てる必要が無いと本能的に判断するようです。

研究者の学術的な理論を延々と書いていても仕方ないので、この研究から
セックスに関係する話に持って行くわけなんですが、例えば街中を歩いて
いる時に必要以上にセクシーな服装をしていたり、セックスを連想させる
ようなアクセサリーを身に付けている女性は排卵期である確率が高いかも
知れないという仮説は立てられそうです。

普通に街中を歩いている時に見掛けるだけならともかく、知人女性だとか
もっと関係の進んだ恋人がセクシーな香水を付けてきたりした時には実は
排卵期であるという確率はさらに高そうな気がします。

そんな時に、避妊をしないでセックスをすると出来ちゃった結婚の確率は
かなり高くなるのかも知れません。

実際のところ、最近の新婚さんの四組に一組は出来ちゃった結婚だという
調査結果があるぐらいですから女性が妊娠を想定しているというわけでは
なくて本能的に動いてしまっているのかも知れませんが、その魅力に誘引
されてしまって無防備にセックスしてしまう男性が多いのか、避妊の知識
が乏しいのかはわかりませんが、ＩＴが進化していると言われる割には、
人間はより本能に忠実に行動するようになっているのかも知れません。

あくまでも本能的な部分であり、女性自身は心の部分では妊娠を望んでは
いないのかも知れませんが、子孫を残すための行動を制御するＤＮＡは、
人の心までも支配してしまっているのかも知れませんね。

現代人は、理性が本能を制御できなくなりつつあるのかも知れません。

セクシャル・ヒーリング―最高の愛し方、愛され方 ジョー・アン ベーカー Jo‐Anne Baker by G-Tools