一般に性感帯というと、耳たぶ、首筋、乳房、乳首、そして女性器周辺が
そのポイントであり、その部分を愛撫すれば女性は絶頂感を得られると、
いうように思われていますね。
でも、実際にはイクという感覚にまでは達しないとか、触れ方が下手で、
全然感じないとか、そんな意見もいろいろなところで見聞きします。
イクという感覚とかね、そういう話はまた別の機会にということで、今回
のテーマは感じるトコロはどこなの？という部分に重心を置いてのお話を
進めて行こうと思います。
性感マッサージのテキスト？を読むと、感じるポイント＝性感帯という、
とても単純な視点がまず重要なようですよね。
女性器周辺や乳首を愛撫すれば誰でも感じるというのは、まず間違いで、
逆に女性にとって感じやすいポイントは千差万別、さらには本人も現時点
では気付いていない、気持ちいいポイントが存在することも稀ではないと
いうのが女性のデリケート＆ナイーブな体ということになるようです。
本人も知らないポイントをなぜ本人以外が発見出来るのか？
それは本人の手の届かない部分かも知れないですし、今までにセックスを
した相手の人がほんの少し探究心がなかったがために、後一歩の段階まで
きていた性感ポイントの発見に至らなかったという場合もあり、まだまだ
諦めることでもなく、ゆったりとリラックスした状態で、探して行くのも
愛し合う二人にとっては楽しい時間だと思います。
では、どのようにすれば今までに見つけられなかった感じるトコロを探し
当てる事が出来るのでしょうね。
まず、男性側が気を付けなければならないことは、挿入を焦らないこと。
とにかく何とか早く濡らして、自分の快楽を優先するというのでは、女性
の感じたいという欲求を満たす事は出来ませんよね。
なかなか濡れないから、ツバ（唾液）をつけて挿入とか、そんなのは最悪
の部類に入ると思います。
女性は欲望を発散するための道具ではありませんから、二人の気持ちが、
同じ方向に向けば、早い、遅いの違いはあっても、快感のカーブが上昇し
快感の深さは違っても気持ちいいという感覚を得られるはずです。
上半身から見て行くと、まぶた、唇、耳たぶ、ほっぺ、首筋、わきの下、
背中（背筋）、乳房、乳首、恥丘、わき腹、おへそ、クリトリス、割れ目
お尻の穴、太ももの内側、膝の裏側、足の指など、性感帯と呼ばれる部分
もありますし、触られるとくすぐったく感じる部分もありますね。
くすぐったい＝神経が集中していて感じやすいという事ですから、触れる
力や触れ方などを少しずつ変えてみたり、舐めたり、軽く噛んだり、また
柔らかく摘んでみたりと刺激の仕方を変えてみるだけで、今までとは違う
感覚を得られるかも知れません。
というようなわけで、まずは性感という部分を忘れて、感じるトコロを、
もう一度じっくりと探してみるのも良いかも知れませんね。
慌てずにゆっくりと優しく、そうして見つけたポイントを次にどうするか
ということを考えるとプレッシャーになっちゃいますからね。
まずは、くすぐったい感覚のある部分を見つけるのが大切かな。
これは自分自身にも言い聞かせているコトなのです。