薄いコンドームを作る技術では世界一のレベルとされている日本の会社の
コンドーム（オカモト）が中国の広州大明連合ゴム製品という会社が製造
したコンドームの「ＡＯＮＩ」という製品に０．００２ミリ負けて、中国
の会社がギネス認定を受けたようです。
※ＡＯＮＩが０．０３６ミリなのに対して、オカモトは０．０３８ミリ。
但し、オカモト製の「００３」という商品はラテックス製で中国メーカー
の製品も同様にラテックス製なので、世界で一番薄いコンドームだと認定
されたようですが、日本の別メーカーのサガミオリジナルは０．０２ミリ
のポリウレタン製なので薄さ世界一の座は明け渡していません。
セックス時の膣内の感触を可能な限り自然に感じられるようにという目的
で日本のコンドームメーカーは加工技術を向上させ、素材自体を見直して
世界で最も薄い０．０２ミリのコンドームを開発したわけですが、女性に
聞いたところ、コンドームが厚くても薄くても膣内に入った感覚は同じで
薄いから体温を感じて気持ち良いとか、ペニスの感触がリアルで感じると
いうようなことはないという人がほとんどです。
コンドームを着けていないナマでのセックスでも私が感じるような膣内の
襞の感触とか、ペニスのエラの部分に膣壁が引っ掛かる感触を感じること
はないと言われますから、女性にとっては、性感染症や妊娠を防ぐことが
出来ればそれで良いというように考えられているのかも知れません。
そんなわけで薄いコンドームに価値を感じるのは男だけなので、女性目線
で良い商品だと思われるコンドームはコンドームの内部に殺精子剤を塗り
より確実な避妊が可能なタイプだとか、女性器に挿入する際にスムーズに
入れられるように潤滑ゼリーが付いているタイプなのに対して、女性器の
膣内の感触をよりリアルに感じたい男とは価値基準も違うわけです。
ただ、ポリウレタン製のサガミオリジナルのコンドームは、伸縮性が少々
悪いのでペニスのサイズと合わない場合は抜けたり、破損の危険性がある
というように考えられますし、ペニスのサイズに合わないと挿入前に亀頭
が締め付けられてしまって違和感があるので、私は好きじゃないです。
早漏気味の人の場合は、厚めのコンドームを着けることで性感の高まりを
緩和することが出来て射精までの時間が長くなる、という話がありますが
私は射精までの時間を遅いので、そのようなコンドームは必要ないです。
最後に思うわけですが、あれだけクレームが発生する中国で世界一薄いと
認定されたとしても、実際の製品にはピンホールとか破損とかのクレーム
が多そうな気がするので、本当に避妊できるのかを疑ってしまいます。