歴史は「夜」作られるばかりでもない

割とよく聞く言葉で、歴史は夜作られるという言葉があります。

どんな英雄だろうが皇帝だろうが独裁者だろうが、男女の営みを行うのは
主に夜であり、次世代の跡継ぎ、世継ぎを作ったのは夜であることから、
歴史を中心を突き進んできた王族や将軍家などが、歴史を積み重ねたのは
夜があったからというような意味だととらえています。

他にも歴史が「夜」作られる理由はいろいろあるようですが、人それぞれ
に納得する理由であればそれで良いと思いますので、独自の見方なのかも
知れませんが、この見方を基準に話を進めさせていただきます。

私の書いている別ブログで、昼間にラブホテルでデートをするのはある種
の優越感みたいな感覚があるという話を書いていますが、夜のセックスと
昼のセックスでは、昼の方が性感のレベルが高いという説があります。

祖先の話にまで遡ると、本来はヒトの祖先は昼型であり、夜行性の野獣に
襲われる危険性の高まる夜には集団で集まって周囲に警戒をしながら休息
を取るというのが普通でしたからセックスも野獣に襲われる危険の少ない
昼間に短い時間で終わることが出来て、周囲を見ることの出来る後背位＝
バックでするのが標準だったようですから、人間の元々の正常位はバック
というのが正しいのかも知れません。

道具を使うことを覚え、外部と隔絶した建物に住むようになった人間は、
徐々に、恥ずかしいという感性を備えるようになることで、暗闇の中での
セックスを好むようになり燈火（灯り）の存在が夜の自由時間を延長させ
次第にセックスは夜に行うものへと変わって行きました。

周囲へ気配りは必要としなくなり、女性が仰向けになって女性の魅力的な
部分を全開にする体位でのセックスが標準となって、その体位は正常位と
名付けられ、この頃からセックスは純粋な生殖行為から、快感を追求する
大人の娯楽の一つになっていったわけですね。

ちなみに江戸時代までは一般家庭には暖房はありませんでしたから全裸で
セックスをするのは庶民の憧れだったという話もあります。

ただ、生き物としてのＤＮＡは交尾を夜の営みだとは認識していないため
セックスの快感は昼間の方が高い上、精子の運動能力も昼間の方が高いと
いう実験結果もありますので、なかなか妊娠しないカップルの場合は精子
が元気に活動する昼間にセックスをしたらどうでしょうか？

政治にも経済にも歴史があるわけで、セックスにも現在の形になるまでの
歴史を調べてみるといろいろなことが分かって面白いものです。

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