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性のテーマパーク=秘宝館 [雑記・雑学]


私が子どもの頃にはテレビで三重県伊勢市(伊勢神宮のある伊勢市です)
にあった元祖国際秘宝館のCMをよく見ていました。

普通のゴールデンタイムの枠ではなくて、昼間の再放送の時間帯でしたが
学校から帰って来た子どもたちが観る時間帯に、セックスをテーマにした
大人の博物館みたいなところのCMを流していたのですからね、のどかと
言うか、今なら目を吊り上げた視聴者が、早口言葉のようなテンポで苦情
を言ってくるのは確実だと思います。

ただ、逆に今みたいにきれいごとみたいなところだけは規制して、高校生
がラブホテルに入ったりすることが黙認しているという世の中というのも
かなり納得いかないなとは思いますが、そういう話は今回の主題ではない
わけですので、元祖国際秘宝館のお話を続けます。


私が子どもの頃には栄華を誇っていた国際秘宝館は、現在は廃屋のように
なっていて、看板もありませんので営業はしていないと思います。

但し以前に昼間に車で前を通っただけなので、もしかしたら夜になったら
ネオンがギラギラして一夜城復活!みたいになるかも…ということは99%
ないと思います。(確認はしていないので不明です。)

若い人達には分からないと思いますが、それこそ30年前ぐらい前には現在
よりも法規制も厳しくて、雑誌のグラビアや成人映画でも陰毛が映ること
はご法度で、性に関する表現も厳しく規制されていて、テレビドラマとか
一般映画では男女の絡みシーンで腰を動かす動作は禁止されていました。

そんな時代だからこそ、旅行者は旅先での開放感を求め、観光地はそんな
旅行者の需要に応えようと、ストリップとかソープランドなどが作られて
双方の利益を謳歌していたわけですね。

そんな夜の観光(裏の観光?)の目玉企画として、全国各地の温泉地等に
続々と立てられたのが秘宝館という施設でした。

伊勢の場合には江戸時代のお伊勢参りの頃から遊郭があったようですので
その延長線上の発想かもしれません。

中には動物の生殖器の標本とか、壁に穴が開けてあり、そこに指を入れる
とイヤ~ンなんて女性の声が出たりと、見方によっては単にお化け屋敷の
アダルトバージョンという感じだったのですが最盛期には相当のお客さん
が入っていたようです。

伊勢の「元祖」国際秘宝館の場合では、さらに国内唯一の特別企画として
馬の交尾ショーなんていうのをやっていて、それを一日に何回か実施して
観客に見せていたというものなんですが、私は見たことはありません。

と言うか、一度行ってみようかという話は友人間で出たのですが、実際に
馬の交尾ショーを見たいのか?と言ったら、別に特別の思い入れがあると
いうものでもありませんし、結構な入場料(当時の情報では、2,100円)
を支払って見るものでもなかろうということで行きませんでした。

石和温泉や熱海など、全国に点在していた国際秘宝館も大部分は淘汰され
と言うか、ほぼ全滅状態のようですから、まだまだ業界に元気のある内に
一回ぐらいは行っておいたら、さらに話題も豊富になっていたでしょうが
もう既に後に戻ることは出来ない状況となっています。

性表現が多様化、過激化していく中で、ほのぼのとした田舎臭くて怪しい
施設が衰退していくのは時代の流れの中で仕方ないと思いますが、そんな
見せぬが花的な考え方があった頃の方が、性暴力、性犯罪は少なかったと
いうような気がするのは単に感覚的なことなのかも知れません。

画像は海外の類似施設のものです。

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