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最近の性情報は「快楽」を追求し過ぎでは? [セックス]

以前は、性の話題を正面から取り上げる紙媒体は、特定の男性誌や女性誌
の一部に目立ったぐらいで、あまり多くはなかったような気がしますが、
ここ最近の傾向としては、個人的な実感としては多いと感じています。

いわゆる低俗なエロ雑誌(内容の八割ぐらいが、ウソ、偽り、紛らわしい
という記事と詐欺サイトの広告満載の雑誌)から、社会問題や国際問題を
メインにしているニュース系雑誌まで、あらゆる系統の雑誌・新聞でも、
セックスに関する話題が全くないというようなことはなく、セックスレス
や老人の性、少子化に関連付けた社会問題的な意味合いの強い内容の記事
の場合もあれば、不倫愛、純愛、婚外恋愛、同性愛などの恋愛を起点に、
その性愛の内容に踏み込んだもの、そして正面からセックスの体位や快楽
性感の向上などに触れたり、側面からセックスの効果・効能を論じたもの
など見方によっては多彩な記事が充実していると感じています。


一昔前には少女漫画というジャンルがありましたが、その内容にリアルさ
を感じなくなった世代に向けて、そしてまた日常生活の中でのセックスに
物足りなさを感じている人を対象にしているレディスコミックが、一つの
カテゴリーとして定着したのも、性の話題を秘すべきモノから、いろんな
意見を聞いて、快楽を追求するのも人生の中での楽しみ方の一つであると
考えるようになった一つの要因だと言えるかも知れません。

もちろん、商売のタネとしての記事を掲載している雑誌も多々あるわけで
情報の全てが正しいとは限りませんし、どこまでが真実なのかわからない
冗談のような記事にも一喜一憂して、コンプレックスを感じたりする人も
いますから、あまりにも溢れかえっている性情報の中から有用な情報とか
真実の情報を取捨選択する眼力を養うことも大切なことだと私の個人的な
視点としては考えています。

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そんな感じで今の雑誌を見ていると、女性の快感を向上させるダンスとか
男性が快感を感じる女性器にするテクニックとか、なんだか小手先の技と
いうか、ちょっと恥ずかしい表現を使うと「愛情」が二の次になっている
というような気がするのですが、そのようには思いませんか?

セックスが快楽を得られるコミュニケーション手段であるということは、
全く否定しませんが、なんだかテクニックに走り過ぎて、愛の行為という
部分を軽く考えてしまうというのには抵抗があります。

大切な人と素肌で接するというだけでも、充分に愛しさが高まるのが本来
のセックスの形だと古い考えの私は思うのです。

もちろん、新しい情報を収集して取り込んでいくことは大切なことですし
有用と思われること、なんかヘンだぞと思うことは、各個人なりに考えて
答えを出すべき問題だと思います。

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