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妊娠に必要な精子の要件とは [避妊・妊娠]

不妊症の治療を受ける際、人為的に妊娠をサポートする方法の一つとして
女性の子宮内に濃縮した精液を直接注入するという方法があります。

実際にはそんなに単純なことではありませんが、簡単にイメージすること
の出来る説明としては上記のような方法で間違いはないと思います。

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この方法のためには精液を何日間か溜めておく必要があるわけなんですが
もちろん毎日射精して冷蔵庫に入れておくというわけにはいきませんから
男性の精嚢=体内に溜めておくわけですが、では精液は一体どれぐらいの
期間分ならば溜められるのでしょうか?というお話です。


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10代の若い頃だと、精通現象(初めて射精を経験する。)の後は、二日も
すると精液が溢れ出すような勢いがあるので、夢精(寝ていてセクシーな
夢を見ることによって射精してしまう。)によって、朝起きたらパンツの
中がベトベトしていたり、時間が経っているとカピカピに乾いていたりと
いうようなことが誰もがあるみたいです。
※ 私自身は経験がないので他人事のような表現です。

それはともかくとして、女性を妊娠させる経済力・生活力がある年齢まで
行くと少年の頃のような元気はない人が多くなると思います。

特に現代は結婚年齢自体が上がっていますから、30代で結婚する人は普通
という感じですし、40代でも前半ならばそんなに驚きもしません。

40代ぐらいだと妊娠させにくくなるとされていますが、まだまだペニスは
勃起もするはずですし、セックスをすれば一日に一回程度の射精なら問題
なくすることが出来るというレベルだと思いますが精子自体に元気がない
という事態には直面することになるようで、妊娠のために医師のサポート
が必要になってくる年代だとも言えそうです。

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で、最初の話に戻るわけですが医師のサポートを受ける際に、セックスを
控えて精液を溜めてから射精をして精子の数や元気の具合を調べるという
ことが最初の検査になるわけですね。

精子の数などを検査して、自然妊娠が可能なのか濃縮する必要があるのか
はたまた女性との相性(時には女性側が精子を異物だと認識して、膣内に
射精された精子を殺してしまう場合もある)などを調べるわけです。

そんなわけで、実際にセックスをしないと精液はいつまで、どこに溜まる
のかを調べてみると一定の量(セックスの射精量にして2-3回分)までの
精液はタマタマの奥にある部分に溜めておけるわけですが、それを超えた
時にはペニスから放出するか、タマタマの中で自分の体内へと吸収されて
しまうかの二つに一つになることがわかりました。

要するに禁欲期間に精子を溜めておいて下さいと言われても、容量以上の
精子は溜められないので、蛋白質として吸収されるか夢精という形で射精
されてしまうことになって、あまり効果が無いということなんですね。

なんていう話は素人の私でも理解できるわけですが、実は精子を溜めれば
妊娠の可能性が高まるという理論は今でも健在というか主流なわけで先日
オーストラリアの不妊治療専門家がようやく毎日のセックスの方が精子は
健康で妊娠に繋がりやすいという発表をしたわけです。

画期的と受け取られたのか、当然と思われたのかはよくわかりませんが、
生殖医療の分野に限らず、医科学では常識と思われていることが覆ること
が普通にあるというように認識しておかないと、病気の治療とか改善には
なかなか繋がらないことがあるというように考えることは大切なことだと
感じたのは事実で、後生大事に昔の治療にこだわる医師にかかるのは危険
なことかも知れないなとも考えた次第です。

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精子をどれだけ溜められるのかを考えるだけでも、いろいろなことを想像
することが出来て、良かったなと自分で思いました。

タイトルに対する結論としては、疲れた精子の量が多くてもあまり意味が
なく、元気な精子が毎日供給されることが妊娠には大切なことだ、という
ことだと思いますので、妊娠を望む方は頑張ってセックスして下さい。


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