ラブホテルで死んだ後どうなるのか

シチュエーションは多少の違いがありますが、毎年どこかのラブホテルで
何件か起きている事件なので、特殊な事件ではないと思います。

ただ、このような事件が起きると殺人犯であるのは大体は男性であるのに
対して殺害されるのは女性、それもデートクラブ嬢とかホテヘル従業員、
または、今回のような出会い喫茶とか出会い系で知り合った女性が大半で
残されたご家族に不当な視線が注がれる状況であることが多いです。

新聞などのメディア側は殺人事件であり、社会的責任が云々と言いますが
正義感ヅラした新聞記者が、相手の女性も殺される要因があった、とでも
言いだけに実名報道しているのが、なんだか腹立たしいです。

性風俗店に勤めていようが、出会い喫茶でゆきずりの性愛を求めようが、
それき他人が批判したり、ましてや、亡くなった後でまで罵られるような
そんな筋合いの話ではないと私は思います。

実際のところ殺人事件の内容については、あまり話題にしたくはないので
注意喚起の意味を込めてラブホテルで死体で見つかった時に、どのような
検視を受けるのかについて書いておこうと思います。

セックス中の突然死という場合を想定し、まずは首の後ろの凹んだ所から
髄液が抜き取られます。

この時に髄液の中に血液が入るようなら死因は脳溢血（脳内出血）と判断
され、セックス中の血圧上昇によって脳内の血管が破れて急死した病死と
して処理されますから解剖はされません。

が、この検査の結果、脳出血が認められなければ女性であれば膣内の体液
が採取され、子宮の様子から順次解剖が進められますし、男性であれば、
睾丸（タマタマ）が切り開かれて、精細菅という器官が調べられます。

この器官を切り開いて調べることで、死ぬ前に射精したかどうかがわかり
ラブホテルで見つかった変死体は、死の直前にセックスしたかしなかった
が確認できるので、室内に入った途端に死んだか殺されたか、または情事
の後だったのかが判断出来るので、物盗り目的でホテルに連れ込まれたか
男女関係のもつれだったのか、の推測も立てられます。

というようなわけで、ラブホテルで死体で見つかるというのは決して良い
ことなんて一つもありません。

相手に対する警戒心も必要ですし、体調が悪い時の腹上死も心配ですので
ラブホテルで死体で見つかることのないように注意が必要だと思います。

裏切られた死体 (朝日文庫) 上野正彦 by G-Tools

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