セックスが不満足だと

ドイツでの調査結果なんですが、セックスに満足していないというように
感じている男女のうちの35％がストレス解消方法として仕事に走るという
結果が出たというニュースがあります。

性生活に満足していないという内容までは、調査対象に入っていないので
セックスの回数（周期）が不満足なのか、セックスの内容自体がチープな
ために満足感が得られていないのかはわかりませんが、どっちにしても、
人間としてというよりは、生物してセックスで使うべきエネルギーが余剰
になるので、そのバランスを取るために本人の意思というよりは、本能的
な行動として仕事にエネルギーを使うようになるのかも知れないですね。

それを裏付けるかのように、セックスをしていないと答えた男女の45％が
より責任のある仕事を選ぶ傾向にあるということのようです。

働き過ぎが指摘されていた日本人も、最近は以前ほどではないと言われて
はいますが、それでも年間の労働時間が2,000時間を越えている人が大半
を占めているわけですから、今回の調査が現状を適切に表現しているなら
日本人にセックスレスが多いのは当たり前と言えなくもないです。

ただ、日本の場合は自らが過酷な労働時間を望むというよりは、会社側の
労働強化（人件費抑制のために適正以上に人員をカット、月当たりの労働
時間設定の時点で当初から計画外時間を想定など）によって、勤務時間が
延長されているケースが多いので、ドイツの例とは逆パターンとも言える
状況なのかも知れないですね。



また、この調査結果を逆読みしてみると、労働時間が多い人は結果として
セックスをする時間がない、または、セックスをするエネルギーがないと
考えられるわけで、そういう面で考えてもやっぱり個人当たりの仕事量が
多い日本人の場合は、セックス（スキンシップ・コミュニケーション）に
割く時間が少なすぎるように思います。

会社のストレスを発散する場がない、セックスに満足できないストレスを
発散するには仕事が多すぎるとなった場合、心に歪が出て、メンタル面の
病気になる人が多い、という現代の日本人会社員の実情と合致していると
言えそうな気もしますよね。



夫婦間でセックスが満足できないのなら、婚外恋愛だろうが、どんな形で
あろうが、心と身体が満足できるセックスをするのが、ある意味では人間
らしく自然体であると言えるのではないかと思ったりします。

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