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奔放な肉体関係の代償 [性の悩み・性の疑問]

最近は当たり前過ぎてアバンチュールという言葉も聞かなくなりましたが
旅先の恋、一夜の夢物語、一夜限りの過ち…みたいな感じで、統計的にも
通りすがりの人とか、観光地・リゾートで知り合った人との一度だけとか
一夜だけの性交渉が若年層の間で増えています。

さて、そんな偶発的な恋物語ですが、結婚にまで至るという例もあれば、
異性から性感染症をもらってしまうケースもあって、人それぞれに悲喜
こもごもというのが実際のところみたいです。

性感染症として有名な病名では、エイズ(後天性免疫不全症候群)、梅毒
性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ
淋菌感染症(淋病)などがありますが、その中でも感染者数が多い病気は
性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス、尖圭コンジローマ、淋病
という結果が出ているようです。


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ドラマなどの影響で、エイズを知っている人はたくさんいますが、もっと
生々しい身近な病名(感染の危険性が高い病気)はあまりよく知らないと
いうのが最近の傾向で、それが感染者が増加し続けている要因の一つでも
あると言えるでしょうね。

感染症情報センターの調査結果では、性器クラミジア感染症の場合で年間
3万5千人を超える人が感染していますから、人口比で考えたら約3500人に
一人の割合ということになりますから、今そこにある危機と言えます。
※ 人口比は0歳から100歳以上までの平均値ですから、実際に感染者が、
  増加し続けている10代、20代の人口比にしたら約800人に一人となり
  より実情に近い数字となります。

特に最近になって顕著な例は、15歳から24歳の女性患者が増え続けている
という事で、間違った性知識が流布しているという点や、愛しているなら
セックスをするのが当然というような強迫観念、いわゆる援助交際などの
低年齢化と常態化など、問題点はいろいろあると思います。

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とにかく、これらの性感染症は自覚症状がほとんどないという特徴があり
周囲に二時感染を振りまいてから、病気が進行して病医院に治療を受けに
くるという例が多いので、特に今の時期のように開放的なシーズンには、
セックスの相手が数日おきに変わって、双方が感染者を増やし続ける季節
と言えるわけで、九月になると婦人科や泌尿器科、性病科を受診する患者
が増えるという例は二十年前ぐらいから変わっていません。

初めて出会った素性のよくわからない人とセックスをするのは危険ですと
言い切ってしまうの如何なものかと思いますし、旅先での恋愛は危険です
と声高に言うのもどうかなとは思いますが、それでもやっぱり以下の点に
ついては確実に実行されることをお勧めします。

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コンドームは必需品です。
想定外の妊娠を防ぐという目的でも重要ですし、性感染症予防にもっとも
効果のある避妊具はコンドームという事実は現状では変わっていません。
男性側だけでなく女性からの感染を防ぐという意味でも、男性側が積極的
に使うようにした方が良いでしょうね。

口唇愛撫でも感染します。
性器と同じく口や喉も粘膜ですから、当然、感染の危険はあります。
目に精液がかかって、まぶたに感染したという話もありますから、粘膜は
どの部分であっても危険だということです。

初めて出会った人の性器を口で愛撫するという行為は、止めておいた方が
無難だと思います。

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短い時間の中でも相手の素性を出来る限り見抜いて、可能な限りの全ての
危険防止策をとるようにして予期せぬ出会いの恋を楽しんで下さい。

危険なお土産を持って帰らないように…。


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